超有意義な有給休暇〜退職の過ごし方【2ヶ月間の全記録】
先日ブログにも書きましたが(「【ご報告】新卒で入社した会社を退職し、フリーランスになります! 」)、7月いっぱいで今の会社を退職し、8月からフリーランスとして働きます。
昨年末から退職は考えていたのですが、5月末には気持ちが固まり、6月に上司に改めて相談し、退職が決まりました。
退職を申し出るタイミングには、様々な意見があり、法律では”2週間前までに”と定められていますが、各企業の就業規定にもよるので、一概に「いつまでに退職を申告すべきか」ということは言えません。
なので、ネットにも様々な意見があり、退職に向けてやるべきことなども、全て手探りでした。
わたしの場合は、転職ではなく、フリーランスへの転向ということもあり、会社員としてのお給料をいただける間に、「フリーとしての基盤を作る」という切羽詰まった状況もあったので、かなりタイトに予定を詰め込み、自分なりの準備を行いました。
自分がわからなかった分、退職を決めてから、実際の退社までの2ヶ月間の流れをすべてまとめたので、退職や転職を考えている方のご参考になれば嬉しいです。
この記事は、こんな方におすすめです。
- 退職を考えている人
- 転職・フリーランスへの転向を考えている人
- 有給期間の過ごし方について悩んでいる人
- 退職を機に、スキルアップ・ジョブチェンジをしたい人
気になる問題である、お金についても、後日まとめて記事にしたいと思いますので、ぜひ情報を待っていてください。
目次
自己紹介
さて早速ですが、わたしが「どんな働き方だったのか」ということがわからないと、あまり参考にならないと思うので、改めて会社員としてのわたしの簡単な自己紹介をしたいと思います。
勤務先 :都内ベンチャー企業(まちづくりに関わる企画・設計・運営事業)
勤務年数 :2016年4月~2018年7月(2年4ヶ月・新卒入社)
残有給休暇:25日
担当業務 :広報(2年)、旅行企画(1年)※兼務期間有り
退職の理由や、フリーランスという働き方を選んだ理由などについては、こちらの記事をご覧ください。
▷「【ご報告】新卒で入社した会社を退職し、フリーランスになります!」
ちなみに、フルフレックス、リモートワーク可、副業可能(ブログも公認でした)という、とても働きやすい環境でした!
勤務年数に対して有給休暇が多いのは、フレックスで就業時間を満たしていれば、自由にお休みをいただけたので、今までほぼ有給をいただいていなかったからです。
退職2ヶ月前(2018年6月)の過ごし方
退職2ヶ月前に行ったことは、主に3つです。それぞれ具体的に書いていきたいと思います。
- 会社を辞める!!
- スキル習得のための準備
- 営業スタート
1. 会社を辞める
正直、最も時間と体力を使ったのは「会社を辞める」ことそのものです。
退職面談は、食事会なども含むと計10時間以上にもなり、退職という行為自体に病みかけました。
これは、会社の社風・経営方針にもよると思いますが、退職が受理されるまでに時間がかかる場合もあるので、特に円満退職を目指す場合は、上司の方への相談を早めに始めると良いと思います。
2. スキル習得のための準備
退職が決まってからは次のステップとして、これからの仕事に活かせる勉強とそのための具体的な準備などを始めました。
わたしは、海外にどうしても行きたかったので、今まで以上に積極的に情報収集を行い、ちょうど有給期間に開催されるセブでの海外フリーランス向け合宿への参加を決めました。
スキルの勉強といっても、働きながら時間を作ることは、なかなか難しいと思うので、メインは有給期間に行うイメージで、まずはスクール選びや資格試験の下調べなど、準備に時間を使えると良いと思います。
3. 営業スタート
「営業」は、特にフリーランスを目指す人向けの準備になりますが、今持っているスキル(わたしの場合は、PRや企画)で出来そうなことを、親しい方へ退職の報告と併せてお伝えしてみました。
実際、退職後の仕事の受注に繋がったので、転職・フリーランス、いずれの場合でも、報告だけで終わらせず、「こんなことできます!」「こんなことしてみたいです!」というのは、臆せずに口に出してみると良いと思います。
退職2ヶ月前(2018年6月)の具体的なスケジュール
6/2 退職面談①
6/3 メンタルクリニック受診(診断書欲しさ)
6/4 退職面談②
6/6 母に報告
一人暮らし→実家へ引っ越し準備開始
6/8 退職面談③
6/10 「自己理解ワークショップ」参加
6/11 「海外フリーランス養成スクール in セブ島」申込み
6/14 退職面談④→退職決定!!!
6/17 両親に報告
6/18 退職面談⑤→退社日決定!!!
留学(フォルケフォイスコーレ)相談会参加
6/19 リゾートバイト・ワーホリ相談
6/22 学生の頃からお世話になっているメンター(みたいな方)にご相談
6/23 アジアひとり旅の航空券・ホテル手配など準備
6/24 超短期ルームシェア「weeeks」参加(~30日まで)
6/28 「デザイン講座」受講
見ていただいてわかる通り、前半はほぼ退職の受諾に時間を使いました。
本当に体力・気力があまりに奪われ、メンタルクリニックにまで行きました。(そのくらい辞めたかった)
ですが、会社の人は優しく、今後も個人として一緒にお仕事ができたらいいなと思う人ばかりだったので、円満退社を目指して、なるべく「ポジティブな理由」を伝えることを心がけました。
そして、会社でお世話になった方には直接ご連絡し、直接業務では関われなかった方でこれからも関係が続けば良いなと思う方とは、個別にお食事に行ったりもしました。
業務の引き継ぎにも時間が必要なので、(勤務年数と有給休暇の残日数にもよりますが)やはり2ヶ月前くらいに退職を決め、残り1ヶ月間を有給消化というのが、スムーズだと感じます。
退職が決まってからは、「海外に長期間行きたい」「フリーランスになりたい」という想いがあったので、海外での経験が豊富な方や、実際にフリーランスとして活躍されている方にお話を聞きに行ったりしました。
その他にも繋がりを広げるために、テーマに沿った初対面のメンバーと短期ルームシェア生活をすることができるサービス「weeeks」を使って、新たな出会いを得たりしました!
そんな感じで、連日たくさんの人と会い、お話を聞くことに時間を使いました。
退職1ヶ月前(2018年7月)有給休暇の過ごし方
退職1ヶ月前の有給休暇期間に行ったことも、まとめると主に3つです。
- 生活費の見直し(引っ越し)
- スキルアップ(英語・プログラミング)
- プロジェクトスタート
1. 生活費の見直し(引っ越し)
都内で一人暮らしをしていたのですが、有給休暇から海外に行き、ほぼ家を空けること、フリーになったあとも、移動生活が続くことから、実家に戻ることにしました。
転職するにせよフリーになるにせよ、新しい挑戦の際に、不安要素はなるべく取り除いておいた方がベターです。
特にお金はシビアな問題なので、生活費を見直して、特に東京の家賃は高いので、早めに引っ越すことにしました。
出会いも増えて、リーズナブルに住むことができる、シェアハウスに住むのも良さそうですね!
2. スキルアップ(英語・プログラミング)
繰り返しになりますが、「海外に長期間行きたい」「フリーランスになりたい」という想いがあったので、スキルとしては「英語」と「web」についてを学びたいと思っていました。
ちょうど有給休暇期間に、セブ島で海外フリーランスになるための「英語」と「プログラミング」スキルを学ぶ合宿が開催されるとのことで、わたしはこちらのプログラムに参加しましたが、気になっていた分野を独学で勉強するのも良いと思います!
英語であればオンライン英会話(「徹底比較!おすすめオンライン英会話ランキング」)、プログラミングであれば「Progate」など、あまりお金をかけずに勉強する方法もたくさんあります。
ぜひこちら「趣味がない社会人におすすめの趣味&習い事12選」の記事も参考にしながら、ぜひ有給休暇を自己投資に使ってみてはいかがでしょうか。
3. プロジェクトスタート
こちらはフリーランス向けになりますが、退職2ヶ月前から少しずつ「こんなことをしてみたい!」という発信を行っていたので、退職1ヶ月前には連絡をくださった方とお話を進めるためのミーティングなども行いました。
ブログで記事や企画書を書いたりして、自分のスキルや経験をまとめて、一緒に仕事をしたい方に向けて発信をしたことがお仕事に繋がったのではないかと思います。
特にフリーランスを目指す方は、初動の時こそ自由にアプローチをかけることができ、その最初の仕事のイメージがブランディングにもつながってくると思うので、自分からどんどん提案することが大切だと思います。
すぐ契約につながらなくても、相手の方は覚えていてくださるはずですし、タイミングが合った際には、声をかけてくださる可能性が高いです!
退職1ヶ月前(2018年7月)有給休暇の具体的なスケジュール
7/2 最終出社
7/3 営業先打ち合わせ
7/4 転居届け提出・荷造り
7/5 引っ越し
7/6 新規プロジェクト打ち合わせ
7/8 日本→セブ移動
7/9 「海外フリーランス養成スクール in セブ島」スタート(~20日まで)
7/23 セブ→バンコク移動
7/24-25 バンコク観光・iSARA訪問!
7/26 バンコク→チェンマイ移動
7/27-28 チェンマイでノマド体験「海外フリーランスのノマド生活をチェンマイで体験してみた」
7/29 チェンマイ→日本帰国
7/31 新規プロジェクト打ち合わせ
2日の最終出社後は、慌ただしく引っ越しを済ませ、すぐに海外に行きました。
先ほども「最初の仕事のイメージがブランディングにもつながってくる」と書いたのですが、フリーとしてのイメージがついていない時こそ、行動が大事になってくると思ったので、「海外フリーランス養成スクール」という、わかりやすく自分が目指したい方向性のプログラムに参加しました。
ブランディング以前に、やめるやめる詐欺、行く行く詐欺が嫌なので、すぐにチケットを取ったところも大きいです。
退職、引っ越し、海外旅という、準備・手続きが多いものが重なったので、かなりハードな1ヶ月になりましたが、振り返るととても充実した1ヶ月を過ごすことができました。
東京にいると、「退職の話を聞かせてほしい」「退職祝いに飲もう!」と声をかけていただくことが多く、誘っていただけることはとても嬉しいことではあるのですが、わたし自身は、「これからどのように暮らして、どのように働いていくか」を考えたかったので、海外逃亡(笑)は、その意味でも「これから」に集中できてとても良かったです。
退職までの2ヶ月間のまとめ
退職を決めてから、更に1日1日を大切に過ごそうと決めて、この記事を書くことも想定していたので、結構なボリュームになりました…!最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
「退職」は、人間関係のことを考えたり、将来のことを考えたり、想像以上にパワーを要することを学んだので、これから退職を考えている方は、どうか無理だけはしないでください。
たくさんアクティブに行動しているように見えるかもしれませんが、わたしも本を読んでのんびり過ごしたり、両親や友人と美味しいものを食べに行ったり、そんなリフレッシュの時間も十分にとりました。
なにかを辞めることは、新しいことにチャレンジする余白ができるということです。
退職を決めてからの2ヶ月は、きっとだらだらと目的もなく働く2ヶ月には無い、楽しさ・発見がありました!
1ヶ月、いや2週間もあれば、人は変わります。
2週間も休みが取れないというなら、自分のことに時間をかけていなさすぎると思います。
「どんな風に生きたいか」を考える前に、目の前の仕事に追われてしまうのはとても残念だと思います。
自分と自分の大切な人のための時間をつくり、これからも自分らしく働くための過ごし方の参考に少しでもなれば嬉しいです。
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