女性が危険なく、ヒッチハイクを成功させるコツまとめ

社会に出る前の最後の休みということで、学生ならではの旅に出ることに。
なんとなく避けてきた「ヒッチハイク」という旅の方法に初めてチャレンジしてきました

結果からお話しすると、やってみてめちゃくちゃ良かった!!

女性だと、安全面からも、ためらってしまう方もいると思うのですが、挑戦してみるだけの価値はあります。

これからヒッチハイクをしてみたいという方の参考になるように、女子大生2人の初心者ヒッチハイカーが、東京〜名古屋間をヒッチハイクで移動した方法を詳しくまとめたいと思います。

ヒッチハイカー2人の自己紹介

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■書いてる人(右)

多葉田愛(たばたあい)
青山学院大学4年。
国内外を問わず、大の旅行好き!
最近、真面目に見られるけど、根は適当(笑)。

詳しいプロフィールはこちらから!

■同行してくれた友人

ヒッチハイクをしたい!というわたしの誘いを快諾してくれたのは、地元の幼なじみ。
中高大と進路は別々なのですが、小学校からの親友です。

 

ヒッチハイクの方法

方法はとても簡単で、行き先を書いたスケッチブックを持ち、道路に立って(時にはドライバーさんに直接声をかけて)、乗せてくださる方がいらっしゃるまで待つというシンプルなもの。

ヒッチハイクというと、親指を立てて道路に立つ映像を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、目的地がわからない状態だと、止まってもらえる確率はかなり低くなると思います。

 

ヒッチハイクをする前に、準備するもの

スケッチブック

100均で調達しました。
紙が薄く、雨の日には向かないので、数日間のヒッチハイクを考えている人は、丈夫なものを用意するのがおすすめ

油性ペン

こちらも100均でゲット。
事は足りましたが、サクッと書けるのはペン先が太いもの。

高速道路の地図

わたしは間違えて、首都圏を買ってしまいました←
みなさんは、全国版を買ってください(笑)。

サービスエリアで無料のものを貰えるので、短期間の移動なら、Googleマップと無料の地図でも大丈夫!

携帯カメラ用レンズ

ヒッチハイクの思い出を残すために持っておくと、超便利なアイテム
駐車場という誰かに頼みにくい場所で写真に思い出を残すには、自撮りが1番。

わたしたちは、ドライバーさんとの写真はすべて広角レンズで撮影しましたよ!

 

女性は特に注意!ヒッチハイクの際の服装

女性がヒッチハイクをする際に気をつけたいポイント。
スカートは避けて、カジュアルな服装を!

わたしは、パーカーとデニムを着ました。
足下はスニーカー、バッグはリュックでとことんカジュアルに。

 

ヒッチハイクの計画の立て方

ヒッチハイクは、止まってもらうまでの時間がかかる上、乗り降りがこまめになるため、普通に車で移動する場合の1.5倍程の時間がかかると言われているそう。

名古屋〜東京は、普通に行って4時間。休憩も含めると5時間くらいでしょうか。
なので、ヒッチハイクだと7.5時間ほど見積もる必要があります

わたしたちの場合は、10時30分にヒッチハイクをスタートして、18時30分くらいに名古屋駅に到着しました。

遅い時間になると焦ってくるので、余裕を持って計画を立てると安心です。

 

女性ヒッチハイカーが危険を避けるために、気をつけるべきこと

1. 人数

女性が1人でヒッチハイクをするのは、やっぱり危険を伴います。
ドライバーさんからしても、1人だと不安に映るよう。

車の定員の関係もあるので、人数は2人がベスト

2. 服装

先程の「女性は特に注意!ヒッチハイクの際の服装」を参考に、肌の露出の多くない、カジュアルな服を着ましょう!

3. 直接声をかける

王道のヒッチハイクっぽくはないですが、サービスエリアで直接ドライバーさんに声をかける方法は、安全度が高いのでおすすめ。

年齢や雰囲気、状況(デート、家族旅行、お仕事中など)がわかるので、成功率も上がります。

またその際には、2人組に声をかけるようにしていました。
万が一、ちょっと怪しいなという方に止まられてしまった場合の言い訳も考えておくと安心です。(一回だけ、お返事を保留にさせていただきました)

 

ヒッチハイクで、車に乗せていただくコツ

道路で待つ場合

スケッチブックを持って、道路で待つパターンでは、待機する場所が大事。

インターチェンジでは、入る間際の加速地点で待っていても、車は止まる事が出来ません。

立つ場所は、車がスピードを出す前の、信号の近く
赤信号で止まった車の中で、乗せてくださる方が現れるのを待ちます。

その時にくれぐれも、目的地と反対方面の車道側で待つ事のないように!(思いっきり反対側に立っていて、親切なドライバーさんが間違っていることを教えてくださいました涙)

サービスエリアで、立って待つ場合も、車がスピードを出す前の場所で待ちます。

 

また、スケッチブックに書く地名は、なるべく近くの地名を書きましょう

東京から名古屋を目指す場合は、いきなり静岡方面のインターチェンジやサービスエリアの地名を書くのではなく、「海老名」あたり!

最後まで行き先が同じとは限らないので、近くの地名を書いてみて、止まっていただいてから、最終目的地を告げて、少しでも近いところまで、丁寧にお願いしてみると成功率が上がります。

サービスエリアで声をかける場合

サービスエリアでは、食事→買い物(おみやげ、コンビニ)→トイレという行動パターンの方が多いです。

車に近い場所で声をかける方が自然なので、トイレを出て、車へ向かうところで声をかけていました。

 

実際に声がけをしてみた印象です。参考までに!

女性2人組:明るくて、オープンな方だとヒッチハイクを了承してくれるかも!?

男性2人組:1番声をかけやすい!成功率も高いと思います。

カップル:お二人の雰囲気を見て判断。特に、同性の方の雰囲気を見て判断するべし。

夫婦:ことごとく、ふられました(笑)。

家族:小さいお子さんがいる場合は迷惑になってしまうので、声をかけていません。人数も多いので、声をかけないのが無難

お仕事中の方:明らかにお仕事中だという方には声をかけていないのですが、判断できずに何度か声をかけてしまいました。

優しい言葉をかけてくださったり、中には一度残念ながらと断られてしまったものの、上司の許可が降りたからと戻ってきてくださった方も!

お仕事着でも、業務後の場合もあるので、一概に可能性0とは言えません。

 

1泊2日の東京〜名古屋ヒッチハイクの旅でかかった費用

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ホテル代:4000円
帰りのバス代(名古屋〜東京):3000円
食費:3000円

合計:約1万円

わたしたちの場合は、とにかく安く旅行することが目的ではなかったので、1泊2日であることを考えると、普通の旅費と同じくらいはかかってしまっていますが、移動をヒッチハイクにすることで、費用はいくらでも抑えることが出来ます

ホテル代は、ユースホステルや漫画喫茶を利用すれば、もっと抑えられるはず。
バス代も、夜行バスを利用したり、事前予約を行う事で節約できます。
帰りもヒッチハイクならば、タダですしね!

けれど、せっかくなので食費は抑えずに、美味しい名古屋めしを満喫することをおすすめします(笑)。

 

ヒッチハイクをする3つのメリット

1. 積極的に話す力が身につく

わたしの場合は、3年間所属していた英語部での、外国人観光客の方へのガイド活動のおかげで、見ず知らずの人に話しかける事、断られる事、初対面での会話には、十分慣れていたので、ヒッチハイクもスムーズに成功することが出来ました!

ですが、こういった経験は学生の内は自ら望まない限り、わざわざやらなくても済んでしまうものなので、ぜひ初対面の人とのコミュニケーションが苦手だという方は、ヒッチハイクをしてみることをおすすめします。

人見知りであるかどうかに関わらず(わたしも旅行などの特別なシチュエーションを除く、プライベートの時は、かなりの人見知りです)自分から積極的に話すスキルを持っておくと、出会いの幅が一気に広がります。

同じ場にいても、何人も知り合い出来る人と、ただ参加しているだけ状態の人がいるのは、この力の差!

2. 普段、接点のない人とお話することが出来る

今回快く車に乗せて下さった方は、主婦のお二人、自衛隊のお兄さん、トラックの運転手さん・・・と、職業も年齢もまるでバラバラのみなさん。

留学をしたり、インターンをしたり、ガイドを経験していてもなお、自分の世界はまだまだ狭いんだと思い知らされました。

平日だったこともあり、お仕事前後の方も多かったのですが、様々なキャリアの方がいらっしゃって、勉強になりました。

社会人の方の生の声を聞くことができるので、就活前にヒッチハイクをしてみるのもいいですね!

3. 移動時間を楽しめる

帰りは高速バスを利用して、東京まで戻ったのですが、車内がとにかくつまらない
誰も喋らないんですもん!

わたしはこうしてブログを書いてるからいいんですけどね(笑)。

せっかく長い移動時間があるのに、つまらないなんてもったいないな〜と思ってしまいました。

それも行きを、楽しくいろんな方とお話し出来たヒッチハイクの経験あってだと思います。

移動も旅の楽しみのひとつというよりも、ヒッチハイクの場合は、移動が旅の醍醐味くらいの楽しさです。

 

初めてヒッチハイクをしてみた感想

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ヒッチハイクを簡単に言えば、目的地まで連れて行ってもらうための手段。
悪く言えば、他力本願な面があります

車に乗せていただく前にgiveすることはできないので、与える前から与えていただく(車に乗せてもらう)行為。

同じ声がけでも、ガイドの場合は、無償でガイド(give)の提案なので、かなり声をかけやすいのですが、ヒッチハイクの場合はgiveをお願いしなければいけません。

最初に「なんとなくヒッチハイクを避けてきた」と書いたのですが、それはこう考えていたからだと思います。

ですが、実際にやってみると、「ヒッチハイクをしている人に出会えた!」というだけで、喜んでくださる方がたくさんいらっしゃったのです。

中には、「明日から、趣味をヒッチハイクされることにする」「ヒッチハイクされるためにサービスエリアに通う」とまで言って下さる方までいらっしゃいました(涙)

感謝の気持ちをお伝えすること、楽しい会話をすることは、最大限頑張りましたが、見返りには及んでいないはず。

give&tekeの関係がなくとも、手を貸して下さる方がいるのだと体感出来たことが、なによりも嬉しい気づきであり、学びでした。

www.aitabata.com 

★学生の間にしか出来ない「ヒッチハイク」にチャレンジしよう

正確には「学生の間にしか出来ない」というよりも、「学生の間はヒッチハイクのハードルが断然低い!」ということをお伝えしたいです。

確かに、ヒッチハイカーに年齢制限はありません。

社会人になってからでもやろうと思えば、いくらでも出来ます。

けれど、その際には働いていて、お金もある状況で、どうしてヒッチハイクをしなければいけないのかという理由が必要になってきます。(理由を聞かずに乗せてくださる心の優しいドライバーさんもいらっしゃるとは思いますが)

しかし、学生の間ならば、「学生でお金が無いから!」と言っても許されるはず。
もちろんその際には、「お金が無いけど、〜したい!〜へ行きたい!」という目的を伝えられることが誠意です。

わたしたちの場合は、「小学校からの幼なじみと、学生最後の思い出に、卒業旅行も兼ねてヒッチハイクで名古屋を目指している」ことをお話させていただきました。

理由に共感していただければ、車に乗せていただける可能性が上がり、初対面でも距離感が縮まります。

実際に、ドライバーの方の卒業旅行のお話や、新社会人の頃のお話を伺うことが出来、とても楽しい時間を過ごすことができました!

ぜひ学生の間に、一度はヒッチハイクに挑戦してみてはいかがでしょうか!?

 

Ai Tabata

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「AI TIME」編集長。まちづくりベンチャー企業で広報・旅行事業立ち上げ→オーストラリア・メルボルンで海外フリーランス。企画/PR/Webマーケティングを...

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