就活解禁前に内定を取ったわたしが教える超具体的な方法

大学生

就活、あっという間だったな〜。

わたしは、2016年卒の大学生四年生。
今年の春から、「不動産・都市開発系」のベンチャー企業で働きます。

昨年度の就職活動は今までの12月の就活解禁から3ヶ月後ろ倒しとなり、3月に解禁されましたが、わたしが就活を終えたのは2015年の2月末。

そう、就活解禁前に就職活動を終わらせました。

早々に就活を終えて約1年が過ぎた今、思うのは「早期内定を取って良かったー!!」ということ。

もちろんその時は、就活を続けることも十分考えました。
それに当時のわたしのまわりに早期内定者は全くといっていいほどいなかったので、不安もありました。

けれど、卒業を約2ヶ月後に控えた今、早期内定の決断は間違っていなかったと自信を持って言うことができます。

いろんな就活の形がありますが、こんな人もいるんだ!こんな就活もありなんだ!ということを、就活を控えた大学3年生のみなさんにお伝えできればと思います。

自己分析もせず、ESも書かず、スーツもほとんど着ずに就活を終えました

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就活準備の必須項目とされている自己分析ですが、わたしはほとんどしませんでした。正確にいえば、自己分析のための本を読んで、そのフォーマットに沿って自分のことを掘り下げて考えようと思ったのですが、10ページくらいで飽きました(笑)。

そして、企業へのエントリー時に必要なESですが、こちらもインターンの選考のために2〜3度書いた程度で、本番の選考用にESを書くことはありませんでした。

 スーツもほぼ着なかったですね。わたしの内定先は私服可というより、スーツNGくらいの雰囲気だったので。スーツ、超きらいだからほんと良かった。

 

自己分析の代わりに、インターンシップ

就活には「軸」が必要ということは、よく言われますが、これはその通り。軸がなければ、就活というシステムに翻弄されて時間と気力を消費するだけです。

その軸を持つために、自己分析が大切になってくるわけですが、自己分析って結構大変。

学生時代に頑張ったことを書き出したり、やりたいことを列挙してみたり。

特にわたしの場合は人生の半分以上は無気力状態で過ごしてきたタイプなので、挫折経験も成功体験もそうそうないんですよね。

わたしがどのくらい無気力だったかの証拠と言ってはなんですが、中学時代の定期テスト後の反省文を載せておきます。

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はい、ひどいです。

そんなわたしでも軸を見つけられたのは、インターンシップのおかげ

本格的な就活が開始する前の大学3年生の春〜夏と秋に2回の長期インターンを経験しました。

1つめは、運営するウェブマガジンを立ち上げるきっかけになった、イギリス日系企業でのインターン。

インターンといっても、なにかプログラムが組まれていたり、仕事の指示を受けるものではなく、わたしが考えたプロジェクトにアドバイスをいただく形のものでした。

2つめは、インタビューマガジンでのライターのインターンです。

 

わたしの就活の「軸」

ウェブメディアでのインターンをしようと思った理由は、なんとなく(笑)。なんとなく面白い人が面白いことを仕掛けるイメージの「メディア」に興味があったのです。

なんとなく1つめのインターンで、自分のメディアを立ち上げてみたら、想像以上にお面白くて、やってみたいことの幅が一気に広がりました。

なんとなくやってみて視野が大きく広がったという経験は初めてではありません。一度めは留学でした。

なんとなくテレビで見たきれいな景色をみたいと思って、留学に行ったことで、異文化との出会いにハマり、大学では英米文学を専攻することにしたのです。

 

そんな軽い気持ちでも、行動してみると、見える景色が大きく変わる。
だから、その小さなきっかけを作る仕事をしたいと思うようになりました。

その小さなきっかけとは、インターンではメディア(記事)だったのです。

ただメディアにこだわる必要はありません。

わたしは「人生が面白くなる出会いのきっかけを作る仕事をしたい」という軸を持って就活を始めました。

 

インターンを経験するメリットとは?

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インターンをして得られたものは、就活の「軸」だけではありません。する意味なんてない!という意見もしばしば耳にするので、インターンをゴリ押ししておきます。

①やるべきことが明確になる

就活を意識する前のわたしは、なにか選択を迫られた際に「すき」か「きらい」かの基準で判断していました。

例えば、大学の授業。
英米文学科なので、英文学の授業と英会話の授業のどちらを取るか選ばなければいけないとします。そんな時、わたしは迷わずに大好きな英会話の授業を選んでいました。

けれど、インターン後は判断基準が、自分にとって「必要」かどうかに変わりました。
すきなものは、たくさんある。その上、その優先順位は変動することも多い。

それに対して必要かどうかというフィルターは、イエスノーがはっきりしています。

パソコンは苦手だし、文章を書いたこともない。けれど「誰かの行動のきっかけを作れる人になりたい」と考えた時に、ウェブの勉強と文章力は必要だと思い、行動に移しました。

なりたい自分になって、したい生活をするには、必要かどうかという選択の方法を身につけなければいけません。

②働き方の選択肢を増やすことができる

就活生の多くは企業の選択肢を増やそうと必死に業界地図を見たり、合同説明会に行きますが、そこで得られる選択肢がすべてでしょうか?

それよりも働き方の選択肢を持つことが大切だと思います。

企業理念を読んで、「これならいいかな〜」とか思っているようでは、意味がありません。

普通に学生生活を送っていて、出会える働き方は多くありません。

わたしはインターンを通じて、フリーランスの方や起業家の方、NPOやNGOで働く方々とお会いして、企業で働くという以外の選択肢を持てたことで、自分に合った企業を探すのではなく、わたしがしたい働き方ができる場所を探すことができました。

※参考までに

cultureal.jp

 

今まで考えたこともなかった業種で働くことを決めました。

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繰り返しになりますが、わたしの大学の専攻は英米文学。
内定先は、都市開発。

専攻とは、全く関係のないと思われる分野の企業と出会ったワケをお話しします。

 

2つのインターンを終えたわたしは、合同説明会に数回、様々な就活イベントにたくさん足を運びました。

たくさん行った就活イベントの内の1つ、リアライブ(新卒採用コンサルティング、人材育成コンサルティングのリアライブ)という人材会社が行っている、学生とベンチャー企業とのマッチングイベントで、内定先との出会いがありました。

それは「3社合同1dayインターンシップ」というイベント。1日で3社の事業概要を学び、ワークショップを通じて、選考権などを得ることができます。

 

そのときの内定先のワークショップが「若者が集まる公民館を考える」というものだったのですが、それがわたしには新鮮で、楽しくて、全く知らなかった「不動産・都市開発」という業界に一気に興味を持ちました。

その後、しばらくは選択肢のうちの1つという感じだったのですが、食事会でたくさんの社員さんのお話を伺ったり、プロデュースした施設を訪れる中で、「働きたい」気持ちが強くなり、面接をお願いしました。

 

自分の得意分野を得意じゃない分野で生かす

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英米文学専攻のわたしが普通に就活をしたとして、真っ先に思いつく業界は語学力を活かした航空系や外資系などでしょうか。

けれど、わたしが選んだのは「不動産・都市開発系」。
理由は大きく2つあります。

自分の詳しくない分野を知ることは楽しい
ウェブに疎かったわたしが、ウェブ系のインターンを2つ経験して思ったことです。

公民館に若者を集める方法なんて考えたこともなかった。
けど、考えるのめちゃくちゃ楽しい!という理由です。

もうひとつの理由は、「新入社員に求めることは、新しい風を吹き込むこと」という社長の言葉。
わたしが都市開発を学んでいた学生だとしても、その知識は何年も都市開発に携わっている社員さんに敵いません。

けれど、わたしのウェブマガジンの運営や留学、外国人観光客のガイド経験は、新しい風になり得るのではないかと思ったのです。

2020年のオリンピックに向けて、外国人観光客を意識したホテル、ホステルのプロデュースに力を入れているので、その事業にわたしの経験を少しでも活かしたいです。

 

就活解禁前に就活を終わらせて良かった!!

自分の得意分野でない業界で働くことを選んだ分、余裕ができた時間は、その業界について勉強することに。

まずは、内定者インターン。内定先のウェブメディアのライターとして、日本の地域やまちおこしについての記事を書いていました。

 

16年卒の就活のピークである8、9月は離島へ。

島おこしインターンシップ「島キャン」に参加し、鹿児島県の離島、与論島の商工観光課で地域おこしの現場を体験しました。

こうして今まで知らなかった分野に少しずつ詳しくなるのはとっても楽しくて、働くのがますます楽しみに!

こう書くと就活後をすごーく真面目に過ごしたように聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません(笑)。

見てこの写真。学生最後の夏休みを過ごした与論島での一枚です。

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この記事も読んで!

わたしが自分の就活体験談を書こうと思ったきっかけの記事はこちら。

www.yuiki1994.com

3月の情報解禁とほぼ同時に就活を始めてGWには就活を終わらせたという、わたしと同じ16年卒のゆいきくん。

リクナビ・マイナビの登録、インターンシップ、合同説明会、ES、スーツ、そんなものに囚われずとも就活は出来るんだということを皆さんにも知ってほしい

(インターンは全力でおすすめ派ですが、)すごく共感。

でも残念なことに、ぼくは全くプログラミングができませんでしたwww

 エンジニア(プログラマー)志望なのに、プログラミングができなくて、面接を受けてから勉強したというところも、わたしと少し似てる!!

ベンチャーにマイナスイメージを持っている人も多いですが、こんな風に考えてベンチャー選んだよ!という、ゆいきくんの記事を読んだらイメージが変わるかも。

 

早期内定を取るために絶対にやった方がいいこと&まとめ

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いわゆる「就活」らしい活動は一切していないわたしが、早期内定を取るためにやったことはたった2つ。

1. インターンをする

2. 企業に出会う

就活のカタチはひとつではありません。

就活に取られていたであろう時間を新しい分野を知ること、新しい人に出会うことに使った結果、4年生でもたくさんの素敵な出会いを経験することができました。

就活を早く終わらせることを目的にするのはおすすめしませんが、やりたいことが見つかった時、そこに飛び込む勇気があれば今まで見えなかった景色が見えるはず。

学生最後の夏休みをリクルートスーツを着て終わらせる価値があるほど、自分がやりたいことなのか考えてみては?

Ai Tabata

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「AI TIME」編集長。まちづくりベンチャー企業で広報・旅行事業立ち上げ→オーストラリア・メルボルンで海外フリーランス。企画/PR/Webマーケティングを...

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