4回退部したわたしが考える部活論
(大学の卒業式にて。写真右が4回退部したわたし。写真左は高校の時に退部したバドミントン部の先輩。き、気まずい・・・)
とにかく部活が続かないわたし。
辞めてる数が半端じゃありません。
早速、華麗なるわたしの退部遍歴を披露しましょう!
小学6年生:バスケットボール部 退部
中学3年生:バレーボール部 退部
中学3年生:バスケットボール部 退部
高校2年生:バドミントン部 退部
大学1年生:オールラウンドサークル フェードアウト←
これだけ、体育館のスポーツを総ナメして、満を持して入った、オールラウンドサークルもばっくれるって、救いようがありません・・・。
目次
部活が「やらなくてもいいこと」なのは間違いない
4回も退部したヤツに言われたくないとは思いますが、言っちゃいます。
部活はやらなくても、なんの問題もありません。
わたしは指定校推薦で、大学に入学しました。
指定校推薦というと、成績に加えて、委員会活動や部活動などの生活面も評価に大きく関係するイメージではないでしょうか?
しかしながら、当時のわたしの生活態度はゴミ(意識底辺系あるある16選!ゴミな学生時代を振り返る)、大した委員会にも属しておらず(もはや覚えていない)、部活動は高校だけでも2度退部しています。
それならば、さぞ成績が良かったのかと言えば、決してそんなこともありません。
成績上位者は国公立や難関私立の一般受験クラスに入り、指定校推薦が取れない制度だったため、私立文系コースをしれっと選んだわたしが、運良く指定校を狙える位置にいたという具合です。
と、まあ推薦に値するような人物では無かったように思うのですが、こんな自分を推薦していただき、高校3年生の秋には、大学に合格することができました。
部活をやる意味を見いだせていなかった当時のわたしは、この合格はひとえに「部活をやってなかったおかげだ」と思ったわけです。
部活には無意味なことが多過ぎる
ここで、部活のデメリットをまとめてみましょう。
・非効率的な練習方法の意味がわからない
・勝てないのにわざわざ試合をする意味がわからない
・勝敗に関係しない「応援」をする意味がわからない
・休みたい時に、休めない意味がわからない
・先輩が偉そうな意味がわからない
・勉強時間が減ってしまう
・とにかく練習がつらい、疲れる、面倒くさい
パッと思いつくところでいうと、こんな感じでしょうか?
「つらい、疲れる、面倒くさい」に至っては、部活に限らず、やりたくないことの条件が揃ってしまっていますね。
意味がわからないながらも、初めて部活を引退してみて気づいたこと
散々退部を繰り返したのにも関わらず、大学に入り、懲りずにまた入部。
総勢300名もの部員がいる、英語部に入りました。
英語部は4つの部門に分かれていて、わたしが所属していたガイドセクションでは、浅草寺や皇居などで、外国人観光客の方にフリーガイドをすることがメインの活動でした。
週に2日放課後に集まり、英会話の練習。
週末はガイド。長期休みには、合宿と英語部漬けな日々を送りました。
しかし、めまぐるしく過ごす日々がめちゃくちゃ楽しかったので、部活を続ける意味を考えることも、特に辞めたいと思うことも無く、無事大学3年生の秋に初めての引退を経験することができました。
現役時代は目の前のことに精一杯で、部活の意味なんて考えもしませんでしたが、引退してから感じた、部活をやり遂げるメリットとはこんなところです。
1. 自分の幅を広げてくれる
自分が好き勝手に作る交友関係には、基本的に自分と合う、好きな友だちしかいませんが、部活動の中には、正直全く合わない人もいます。
しかし、同じ部活でなければ、関わることもないであろう人こそ、自分に無い意見や、新しい刺激をくれるものです。
2. 自信がつく
部活動も受験経験もほとんどないわたしは、成功体験が極端に少なく、チャレンジすることに後ろ向きでした。
部活動は、小さな成功体験が積み重ねられる場です。
試合などの結果はもちろんのこと、怖い先輩に認められたり、後輩に頼られたりすることも、自信に繋がるはずです。
どうせ続かないと思って、やり始めるのと、たぶん続くだろうと思って、スタート切るのでは、全く心持ちが異なります。
わたしにとって、「たぶん続く」自信が持てたことはとても大きいメリットでした。
3. 最高の思い出ができる
高校生活っていうのを振り返った時に、真っ先に出てくるのが部活動の思い出なんだよね。
あんなに辛くて何度も辞めたいとも思ってたのに、それでも部活のことばかり思い出されてくる。(中略)
ダイヤモンドって別に何かに役に立ったりしないはずです。
だってあんなのただの石ですから笑けど、やっぱり凄いキラキラしてて「素敵だな〜」って感じちゃうのが人間ですよね。
私は部活動での経験とか思い出とかって、そんなダイヤモンドみたいなものだと思うんです。
△部活について書こうと思ったきっかけになった記事です。
大学生活があんなにも楽しかった理由として切り離せないのは、やはり部活。
過去に浸るのは好きではありませんが、友だちと会った時に話す、思い出話のひとつもないのは悲しいことです。
どれも素晴らしいですが、先程あげた部活のデメリットと比較すると、メリットってそんなに多くないんですよね(笑)。
やっぱり必ずしもやらなくていいことだと思ってしまいそうです。
でも、進んでやりたくないことを経験しなければ、得られない学びもたくさんあるんですよね。
得意なことは自然と伸びるけど、苦手なことから目を背けていたら、ずっと苦手なままなんです。
わたしは、団体行動が嫌いだし、非効率的なこともイヤ。
部活動を一切やらなければ、あえて自分ではやらないであろうことをしないまま社会人になっていたと思います。
でも、団体行動をしてみたら、意外と悪くないと思えたし、非効率だからって成長が無いわけではないこともわかりました。
この部活で得られるメリットは、インターンシップやアルバイト、ゼミなどでも経験出来るかもしれません。
でも、アルバイトにはお金、インターンシップやゼミは知識というわかりやすい対価があるのに対し、部活にはそれがありません。
けれど、ある部活動を、たまたま出会ったメンバーが、それぞれに意味を見出しながら、最後までやり遂げるというのは、やっぱり部活ならではで、それだけでもやる理由になると思います。
目先のメリットに捕らわれて、大切な意味に気がつかないのは危険
(※冒頭の写真説明に追記!写真右が4回退部して、1回引退したわたし。写真左が高校の時に退部したバドミントン部の先輩であり、無事に引退できた英語部の先輩。仲良しです!!笑)
先輩や先生に辞めることをなかなか言い出せずに、ズルズル引退まで続けちゃったという人もいますが、部活に限ってはそれでもいいと思います。
アッサリ部活を辞めまくっていた昔の自分には、理解できない価値観だったけれど、気がついたら、素晴らしい経験が勝手に身についていた状態ということですもんね。
中高時代は部活に意味を見出そうとし過ぎて、答えが見つからず、辞めてしまいましたが、部活を続ける理由なんて深く考えなかった大学時代の方が、最後まで続いたという事実もあります。
大切なのは、メリット・デメリットの量ではありません。
自分にとって1つでも大切な意味があったら、続ける理由になるはずです。
そしてその意味は、ずっとあとになってからわかることもあるんですよね。
辞めまくってきた部活動の顧問ひとりひとりに頭を下げてまわりたい気持ちでいっぱいです(笑)。
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